冬の味覚をさがしに「魚と妖怪の町」境港に行ってみた

2021/11/18 Thu

冬の味覚をさがしに「魚と妖怪の町」境港に行ってみた

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こんにちは!今回取材に行ってきた中村です。
突然ですが、皆さん魚好きですか!?
僕は大好きです。
ちなみに僕は島根生まれ島根育ちなのでこれがスタンダードなんですが、他の県の人に言わせると「とにかく島根鳥取は魚が安くてうまい!」らしいです。そんな山陰でも指折りの漁港が、境港なんです!山陰育ちとしてはやっぱり魚は境港かなーというイメージがありますね。※個人の見解です
ちょうど魚もおいしい時期(取材日2021年2月)なんじゃないか⁉ということで、魚と妖怪の町鳥取県境港市で冬の味覚を探しに行ってきました。

今回お邪魔したのは、大漁市場なかうら。ここでは境港でとれた新鮮な魚介や加工品、お土産などが買えます。まさに境港で水揚げされた海の幸が全員集合している感じです。
ちなみに大漁市場なかうらの駐車場はでっかい鬼太郎が目印です。
実は境港、あの水木しげる先生の故郷ということで「妖怪」を推しています。
ゲゲゲの鬼太郎はいまだに新作のアニメがやってるくらい人気がありますよね。すごいです...
本海に突き出した優秀な漁場であるというだけでなく、カルチャー的な部分でもとても面白い街なのではないでしょうか?
それでは中に入っていきたいと思います!
新鮮な魚介がたくさん集まっているということで楽しみです。

まずは大漁市場のなかをぶらっと 

店内に入ってまず目に入るのは...

でかい!!
とれたてのハマチです。一尾1000円って安くないですか?
僕はお刺身が好きなんですが、これならあら汁もできますね!
切り身を買うのもいいですけど、丸ごと家に持って帰るのも夢がありますよね~。

こっちではいろいろな魚が売られています。
左奥にいるタラといえば冬の魚の代表みたいなもんです!!(興奮ぎみ)
鍋にいれるもよし、ムニエルにするもよし…
カサゴはから揚げにするとサクサクしてて全身丸ごと食えますよね。
どんな料理を作ろうかなって考えながら魚をみるのは結構楽しいですよ!

そのなかでもインパクトが強いのがばばちゃんという魚。あんまりメジャーな魚ではないですが...エイリアンみたいな見た目です。
これは深海魚の一種で鍋にするとおいしい、淡白な味わいだそうです。
名前の由来はしわくちゃの顔がおばあさんに似ているところから来ているとか...
スーパーではなかなかお目にかかれない魚もここにはたくさんあります。見るだけでもなかなか楽しいもんです。

そしてかに!山陰の高級食材といえば松葉ガニですよね。
学生の僕には手がでないですけどね~!
食べたい!

ちなみに生きてるカニもウヨウヨいました。このいけす、この一個だけじゃないんですよ!
右下のやつは活きが良すぎて逃げそうでした...
写真ではわかりにくいですが結構元気に動いてます。

生ものだけじゃなくて干物もいいですよね~。
のどぐろはテニスの錦織選手が好きって言ってから人気が爆発したみたいです。
脂が甘くて人気は根強いらしいです!
・・・という風に紹介していたらきりがないですね。
時期によって棚に出る魚や商品は違うので自分で見に行くと楽しいのではないでしょうか。

お店の方が選ぶおすすめ商品

ここからは大漁市場なかうらの総支配人、吉川さんにおすすめの商品を聞いてきました!

吉川さん:見ていてどうでしたか?

中村  :面白かったです。普段スーパーに並ぶようなものから、大きいものまで...

吉川さん:海鮮はもちろんですし、お土産も充実していたでしょう

中村  :はい!いっぱいありましたがおススメって何ですか?

吉川さん:やっぱりカニですね。鳥取県の平井知事が「蟹取県」(かにとりけん)というスローガンを立てるくらい鳥取はカニが熱くいんですよ。ちなみに、鳥取が水揚げ量一位です。

中村  :え!そうなんですか?北のイメージがありました...

吉川さん意外と知られてないかもしれませんね。ここらへんで獲れるのは主に松葉ガニと紅ズワイガニの二種類で漁場の日本海沖には暖流と寒流があり、えさとなるプランクトンも豊富なので味が濃いです。

中村  :カニの他にもおすすめがあれば教えてください!

吉川さん:いい漁場の条件がそろっているのでかに以外のほかの魚介類もおいしいですよ。あとは加工品もこだわっているので見てみて下さい。

中村  :おおー、干物はいっぱいありましたね。

吉川さん:看板商品のうちの一つ「かにトロシュウマイ」とか「シーフードチップス」などお土産にできるものもたくさん取り揃えています。

中村  :ん?かにトロって何ですか?

吉川さん:独自の製法で熟成させてまるでトロのようなおいしさを引き出したカニのことです。カニそのものを持って帰るのはちょっとな、というお客様にも手に取ってもらいやすい商品になっています。

中村  :高級食材であるカニの中のさらに良い部分ということですね!漁港といえば海鮮丼をイメージするのですが、そういうのはあるのですか?

吉川さん:ありますよ!今日は食堂がお休みなので食べれませんが...

中村  :残念です!

吉村さん:海鮮丼もありますけどかにトロ丼がすごく人気です!

※現物はないので今日はメニューだけ!

中村   :さっきおっしゃっていたやつですね。

吉川さん:だいたいこれを食べられるお客さんが7割くらいです。

中村   :お!大人気ですね。

吉川さん:外国のお客様はいくらやウニ丼を良く召し上がりますよ。生食文化は日本独特なので珍しいみたいですね。

中村  :わ~また今度食べに来ます!今までおすすめのものを聞いてきましたが、最後になにかメッセージなどあればお願いします!

吉川さん:大漁市場なかうらで取り扱う商品は、境港で水揚げされた魚介を中心にこだわったものを取り扱っています。また、お客様がお土産として買って帰った時、自慢できるような商品を作ることを心がけています。実際、お客様の声から生まれた商品も多くありますので一度手に取っていただければと思います!

中村   :ありがとうございました!

最後はねずみ男と握手!! かにトロ丼を食べにまた来ます。

いや~、今回は見ごたえがありました。個人的に料理を作るのも食べるのも大好きなんですが、普段見ることのない&捌く前の魚を見ることができたのはとても楽しかったです。 僕は農学部に所属していて、いろんな地域の食材を勉強の一環で触れる機会が多いので余計に興味があるんです。まあ海のものは専門外ですが...皆さんも、見るだけでも楽しいので訪れてみてください。

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取材先

取材先画像

大漁市場なかうら

〒684-0046
鳥取県境港市竹内団地209
TEL(0859)45-1600
FAX(0859)45-6585
http://www.e-tairyo.com/

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