醤油と日本人の食生活は切っても切り離せないですよね!
でも最近、若い方はマヨネーズやソース、ドレッシングなどの他の調味料を多く使う方も少なくないのではないでしょうか。
株式会社井ゲタ醤油では、伝統ある会社でありながら、「しじみ醤油」や「たまごかけ醤油」といったユニークな醤油が販売されており、醤油の可能性を広げていらっしゃいます!
今回は、社長である井上克夫さんにお話を聞きました!
目次
1.「井ゲタ醤油」のはじまり
井ゲタ醤油は大正元年に創業されて以来、100年以上も伝統の醤油造りが引き継がれているそうです!
といっても創業当時は、井原屋という屋号(あだ名のようなもの)で大豆や米などの穀物を取り扱うお店でした。戦後の経済成長の中、醤油が足りなくなってきたため、井原屋商店でも醤油を造るようになったのがはじまりなんだとか。
井ゲタというブランドで醤油を出したところその名がお客様に浸透してきたのでそのまま社名にしたそうです!
井桁とは、井戸の上に組まれた枠のこと。
永遠に湧き出る井戸水のように、永久に繁栄するようにという想いが込められているそうです!
2.井ゲタ醤油ならではの醤油造り
3.商品のウラ話
このずらりと並んだ商品の数を見てください!
井ゲタ醤油ではなんと100を超える種類の商品が販売されています!
なぜこんなにも商品が増えていったのでしょうか。
それは、井ゲタ醤油の社員さんの思い入れが詰まった商品を無駄にすることはできないという井上さんの想いからでした。
「世の中に出した以上は売り続ける努力をする」
一つの商品を出すにあたっていろんな社員の想いが詰まっているので、売り上げが悪いからやめようとはならないのだそう。
それよりもどうやったら売れるのかを考えて、工夫することが重要であると井上さんはおっしゃっていました!
4.井上さんのチャレンジ精神
時代の流れで醤油や味噌はなくなる
まさか醤油屋さんからこのような言葉を聞くとは思いませんでした ( ゚Д゚)
努力しなければ醤油は限りなく消えゆくだろうという考えから、井上さんは常に新しい商品を開発しようとチャレンジしているそう。
「こんなものにも醤油が!」という醤油の広報活動をし、認知度を上げていきたいとおっしゃっていました。
ケーキやお饅頭などの隠し味に醤油が使われているそう!知らなかった!
「守らなければいけない伝統は守る。でもただ守るだけというのはしんどい。新しいチャレンジはワクワクする。」
この言葉はとても印象に残りました。伝統ある井ゲタ醤油の新たな商品に注目です!
5.百年蔵に潜入!
平成24年に迎えた創業100周年を機に設けられた百年蔵。
ここではどれくらい発酵させた醤油が美味しいのかという実験をしているそう!
この木桶は出雲の杉を使用しているのもこだわりだそう。
混ぜる体験もさせていただきました!
味見させていただきました!味噌のような感じでキュウリと合いそうな味でした(^^)
発酵期間が2年と10年とでは粘り気が全く違いました!
2年ものはさらさらとした感じでしたが、10年ものは混ぜ棒を動かそうとすると引きずり込まれそうなくらいもったりとしていました
6.今後のビジョン
「醤油屋として醤油の可能性を広げていきたい」
守るべき真面目な醤油造りを守りながら、「こんな使い方があるのか」とか「こんな商品にも醤油が使われているのか!」という発信をして、日本人にとって大事なものだと認識してもらいたいと、井上さんは語っていらっしゃいました。
新型コロナウイルスの感染拡大がなければこんな商品も考え中だったそう!
プリン自体やみたらしのたれに醤油が使われていてとっても美味しそう(^^♪
醤油にはバニラエッセンスの香り成分が多く含まれているそうで、スイーツとも相性抜群!
7.素敵な朝ごはん
なんと井上さんがお土産を用意してくださいました(*^^*)
さしみしょうゆ・しじみ醤油・たまごかけしょうゆの3種の醤油がセットになっている「味くらべ醤油」と、新商品の「出雲醤油タルタル」をいただきました!
しまねっこのパッケージ
かわいい♡
いただいたたまごかけしょうゆとしじみ醤油を使って朝ごはんを作りました!
しじみ醤油でなめこのお吸い物、たまごかけしょうゆをかけた卵かけごはん。
お吸い物は、しじみ醤油だけで味付けしましたが、しじみの風味がしてとっても美味しかったです!
だしをとる必要もないので朝でもパパっと作れます。
また、たまごかけ醤油は甘めで優しい味わいでした!とっても出汁がきいていて美味!もう幸せすぎる朝ごはんでした( *´艸`)
こちらは「出雲醤油タルタル」を使ってロールパンサンドを作りました!
手作りマヨネーズを使用しているそうで、醤油と相性抜群でした!!
筆者のようにサンドイッチにしたり、チキン南蛮やエビフライにかけるなど、使い方いろいろ♪
野沢菜のシャキシャキ盛とわさびの風味が新しい!
終わりに
今回は、醤油会社のイメージが覆されるような取材となりました。
醤油屋さんってなんとなくお堅いイメージがあったのですが、探求心を忘れない井上さんのお話を聞いて、醤油の意外な一面を知ることができました!伝統にとらわれすぎず、守るべきところは守る。そんな心を筆者も忘れずにいようと思いました。井ゲタ醤油の商品は山陰地方のスーパーや本店舗、ホームページからも購入できます!また、本店舗でのみ取り扱いがある商品もありますのでぜひ足を運んでみてください!
ホームページはこちらのURLから→http://www.izumo-igeta.co.jp
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取材先
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株式会社井ゲタ醤油
TEL:0853(21)1300 0120-130-710(フリーダイヤル)
FAX:0853(21)1317
住所:島根県出雲市浜町1070番地
営業時間:9:00~18:00
休業:日曜・祭日
http://www.izumo-igeta.co.jp/