皆さん、2019年のワインコンクールで金賞と部門最高賞、さらにコストパフォーマンス賞を受賞したような実力派のワインがどこにあるかご存知ですか?
そのワインは出雲大社から車で5分の「島根ワイナリー」にあります。
「島根ワイナリー」は島根県産ワインのテーマパークです!
日本ワインコンクール2019で金賞、と部門最高賞、コストパフォーマンス賞を受賞したワインがあるだけでなく、ワイン工場や、ワインの無料試飲、即売場、島根和牛が堪能できるバーベキュー施設があります。
島根観光に欠かせないスポットです!!
島根ワイナリーについてよく知るために川上さん(企画総務部 営業企画課 課長)と倉橋さん(製造部 製造課 課長)にお話をお聞きしました。島根観光で行く場所を探している方、ワイン好きの方、肉好きの方はぜひ最後まで記事を読んでください!!
目次
1.島根でのぶどう、ワイン造り
早速ですが、島根県のぶどう栽培はどのようなものですか?
島根では慶応年間にはぶどう栽培が始まっていました。昭和になって桑畑の代わりにハウスでのぶどう栽培が本格化してきて全国有数のぶどう産地県になりました。
慶応!?すごく昔から栽培されているのですね!!
ではいつ頃ワインの製造は開始されたのですか?
昭和34年にぶどうを使ったワイン造りが本格的に始まりました。デラウエアというぶどうの規格外品が多くあったので何とか再利用しようと思ったのが始まりです。
なるほど!!
もともと捨てられる予定だったぶどうからワインができたんですね!!具体的に島根のワインはどのような味わいですか?
具体的な味は難しいのですが、和食に合うワインですね笑どんな食事にも寄り添うことができるワインといった方がしっくりきますかね?
2.ワイン造りでこだわっている点
ワイン造りで一番こだわっているのはどこですか?
酸化を防ぐことですね!酸化すると気が抜けて飲み頃を過ぎてしまい、味わいがなくなってしますからです。また、発酵中の温度管理をしっかりとすることにもこだわっています。低温でじっくりじっくり発酵し、味わいが出てきます。下げすぎても上げすぎてもよくないのでここが難しいところですね。
ワインは特に温度管理に気を付けないといけないんですね~。ところで、ワインは熟成期間が長ければ長いほどいいというイメージなんですけどそこの点はどうなんですかね?
世間一般的には熟成期間が長いものの方がいいワインという印象があるでしょう。しかし、実際にはものによって違っています。どちらかというと白よりも赤の方が熟成期間が長いんです。弊社の場合は白が半年、赤は二年から三年が多いですね。横田、縁結シリーズは二、三年が多いです。
3.島根ワイナリーのワイン紹介
横田と縁結シリーズ!?その違いは何ですか?
横田は自社園で色々と管理し、品質もこだわっている最高級ブランドです。縁結というのは契約栽培で作られたもので、品質を見極めていいぶどうを選別してじっくり丁寧に作ったものです。
横田のワインは大人気で
一人一本まで!
これは縁結シリーズで瓶内二次発酵させたスパークリングワインです!!
ここでいいくまメモ!
瓶内二次発酵とは一度発酵させたワインに酵母を入れて瓶の中でもう一度発酵させることで炭酸ガスを閉じ込めて発泡性を持たせるものです!
では他にどのようなぶどうからどのようなワインが作られているか教えてください!
弊社にはワイン用といわれ、国際品種になっている「甲州」というぶどうから造るワインががあります。全国各地で作られていて、山梨に次いで甲州の生産が多いのが島根県なんです!
この甲州を用いて作られた「島根わいん縁結甲州2018」が
日本ワインコンクール2019で金賞と、部門最高賞、コストパフォーマンス賞を取ったんです!!
そしてショップすぐ横のワインバー・バッカスで「島根わいん縁結甲州2018」を飲むことができるんです!!
また、甲州を使ったワインは他にもあり、清酒酵母で作ったもので日本酒のような味わいの「清酒酵母仕込甲州」といったワインも人気なんだそうです。
同じぶどうからできていても異なるワインができるのが非常に面白いですね!!
島根県におけるワイン造りのきっかけとなったデラウエアの無添加ワイン酸化防止剤が入っていないので健康志向の方におすすめのワインなのだとか!!また、デラウエアのワインには糖質を抑えたワインもあります。
左の白ワインの糖質が90%オフでカロリーも40%オフ
右の赤ワインも糖質90%オフでカロリー35%オフ
健康に気を使っている方はデラウエアを用いたワインがおすすめですね!笑
ところで島根固有のぶどうはありますか?
島根固有のぶどうはないのですが、赤ワインの生産によく使われる日本固有のマスカット・ベーリーAという品種はあります。そこでマスカット・ベーリーAと甲州からできたロゼという人気のワインをご紹介したいと思います!!
川上さん:このロゼは甲州の風味とマスカット・ベーリーAのやわらかい酸味がバランスよく調和したワインです。このワインは無料試飲コ―ナーにあるので味を確かめてから購入できます!!無料試飲コーナーにはぶどうジュースもあるのでお子さんや車でいらしたドライバーの方も試飲することができます。
無料飲料コーナー!!たくさん飲んで酔っ払いそうですね笑笑
酔っぱらうぐらいワインを飲みたいのですが、若い人におすすめのワインはありますか?
若い方にはゆずスパークリングや梅スパークリングや、白ワインなどがおすすめです。また、単体で飲むのもよいですが、お食事やおつまみと一緒に飲むのがいいですね。
4.おつまみ
川上さん:おすすめの鰹節のように口の中で溶ける花チーズ!!川上さんもプライベートで購入するほど気に入っているおつまみなんだとか!!
5.島根和牛、バーベキューについて
では次に島根和牛の特徴を教えてもらってもいいですか?
川上さん:島根和牛の特徴は脂がおいしく肉質が柔らかいです。和牛肉の品質の高さを競う全国和牛能力共進会で二度も内閣総理大臣賞を受賞するなど高い評価を受けています。(出典しまね和牛肉 (shimane-wagyu.org))ワインには肉が合うと考えてワインの製造の工場ができたのちにバーベキュー施設が併設されました。
(ワインとお肉!!考えただけでよだれが、、、)
どういったお客さんが多いですか?
川上さん:観光目的で昼間訪れる方が多く、地元の方でもワイナリーでいい肉を食べたいといいう方は多いです。昼間にやっている焼肉屋さんは多くないので常連さんや30代ぐらいの方も来られます。お昼のランチセットなどはとてもリーズナブルに食べることができるので若い方でも食べやすいと思いますよ。
6.これからどのようにしたいか
これからどのようにしていきたいですか?
川上さん:地元のお客さんを大事にすることはもちろん、感染症対策もしっかりしていることをアピールして県外からのお客さんにも来て頂けるようにしたいです。焼肉施設は換気をしっかりしており、間に仕切りをしているので感染対策は万全です。
たくさんありますよ笑
まずは島根ワイナリーのワインの知名度を上げることですね。次に災害地球温暖化の影響を受けにくい品種のブドウを作ること。契約栽培の方の高齢化問題の解決も解決しないといけないですね。また、果樹なので年数がかかるのし、製品になるには10年かかるのでそのスパンを短くすることもやっていきたいです。最後はやっぱり日本のワインを盛り上げていきたいということですね。
金賞、部門最高賞、コストパフォーマンス賞を受賞している島根のワインをもっと全国の方に知ってほしいと強く思いました!!最高のワインと最高の和牛があるなんて行かない手はないですよね。僕もプライベートで行かせていただきます!!
ホームページ https://www.shimane-winery.jp/
購入は上記のオンラインショップからも可能です。
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取材先
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島根ワイナリー
住所:島根県出雲市大社町日菱根264-2
Tel:(0853)53-5577
ホームページ:https://www.shimane-winery.jp/
購入は上記のオンラインショップからも可能です。