神門通り散策のススメ
観光

2021/04/16 Fri

神門通り散策のススメ

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言わずと知れた島根の名所 出雲大社。
縁結びで有名な神社ですが、すぐ目の前に「神門通り」という道が広がっていることはご存知ですか?今回は出雲観光協会さんにお邪魔して、食べ歩きやお土産探しにピッタリな神門通りについて、お聞きしました!
前半は神門通りの歴史、後半はオススメ情報今後のイベントについて載っていますので、ぜひ最後までご覧ください!

あたらしい神門通りができるまで

参拝を終え、写真にある二の鳥居(勢溜の大鳥居)をくぐって境内を出ると、

▲これは神門通りのまち歩きマップ。
出雲観光協会さんの公式サイトでダウンロード可能です!

一の鳥居(宇迦橋の大鳥居)までずっと神門通り続いています。
現在は多くの店が並んでいる神門通りですが、2013年の遷宮に併せて作り変えるまではまったく違う姿でした。
明治時代に参詣道として整備されましたが、だんだん寂れてしまい…。
再生以前はお店も地元向けに約20店舗しか無かったそうです。

出雲大社には200~300万人ほど観光客は来ても、
神門通りには来ないという状況でした。素通り、悲しいですね。
「せっかく出雲大社の門前にあるのにもったいない…」
「そうだ、2013年には60年に一度の大遷宮がある」
「これに併せて、賑わいのある通りへと復活させよう!」
そういう訳で、生まれ変わり作戦がスタートしました。

▲二の鳥居を背にした写真。遠くに一の鳥居が見えます!

普通、地域の活性化というと、行政がメインで行うことが多いのですが
神門通りは民間、つまり地元の皆さんがメインだったそうです。
何度もワークショップを開いたりして、
地元の方々が納得できる場所作りをしていったんですね。
当時のワークショップの様子などを、
根県の公式サイトで見ることができますよ!

【島根県公式サイト】
https://www.pref.shimane.lg.jp/infra/toshi/kikan/izumo_kendo/shinmon1.html

住民の皆さんの意見をもとに、アスファルトは石畳に変わり、電柱は地面の中に設置することになりました。あえて車道と歩道をハッキリ分けないシェアドスペースを採用したことで、車のスピードも自然と下がったそうです。

食べ物やお土産などの店舗も次々に増えていき、
神門通りは学会で賞をとるほどの生まれ変わりを果たしました!

【土木学会デザイン賞 2017年最優秀賞 神門通り】
http://design-prize.sakura.ne.jp/archives/result/821

お客さん、来るかなあ

神門通りもステキに生まれ変わり、ついに遷宮の時。
かなりの人が集まったらしく、ピーク時は出雲インターの入り口まで渋滞していたのだとか!(ちなみに出雲大社から出雲インターまでは約10km!
出雲大社周辺は多くの人で賑わいました。
しかし、神門通りにお店を出している方からは不安の声が。
「遷宮が終わってからも人が来るのか?」
…それでも現在600万人の観光客が訪れているといいます。
遷宮後もこんなに多くの人が来ているのは、やはり神門通りのお店の方々の頑張りが大きいとのこと!今でも様々な商品を開発し、観光に来てもらうために一丸となって取り組んでいるのだそうです。

▲こちらは出雲観光協会さんにいただいた神門通りのマップ。

新型コロナウイルスの影響で、5月のゴールデンウィークはガラガラだった神門通りですが、9月頃から観光客が戻り始めました。ゴールデンウィークなのに出雲大社周辺に人がいないなんて、信じられませんね…。
ただこんな時でも、神門通りのお店は増え続けており、10月の観光客数は前年比を上回った日もあったとのこと!
神門通り、侮れないパワーを持っていますね。
お店がずいぶん増えたため、そろそろマップも仕様変更しないといけない(笑)、とのこと。

今年の方が人が多いのは、GOTOキャンペーンの影響も大きいようです。
また全国の人が、気兼ねなく来れるようになるといいですね。

観光にオススメの季節・時間

ここからは出雲観光協会さんからのお役立ち情報!
まずは神門通り観光におすすめの季節についてお聞きしました。
人気の季節はやはり春と秋。連休もありますし、
屋外の観光地ということもあって、
過ごしやすい時期は人が多いとのこと。
逆に一番空いているのは冬なんだそうです!
山陰の冬は寒いので納得ですね…。
しかしそういう時こそ、あたたかい食べ物が身体にしみるものです。
出雲は蕎麦とぜんざいで有名なので、観光の際はぜひ味わってくださいね。
こちらで神門通りにあるお店一覧をみることができますよ!

【神門通り特集】
http://www.izumo-kankou.gr.jp/shinmon/2408

▲これは出雲地方独自の釜揚げそば。
ゆで汁をそのまま器に入れてだしをかけてあります。やさしい味で温まりますね~。

神門通りの道は石畳で出来ていますが、凸凹に加工されているため、隙間から雨や雪が流れていくようになっています。そのため雨の日も雪の日も滑りにくいんだそうです。これなら冬に観光に来ても安心ですね!

ちなみに雨の多い山陰地方では「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉が。
山陰観光の際は傘をお忘れなく!
続いて観光にオススメの時間帯をお聞きしました!
上に書いた通り、出雲ならではの蕎麦やぜんざいを味わってほしいので、
お店が開いている昼がオススメとのこと。

▲ぜんざいは神在(じんざい)がなまったもので、
出雲発祥の食べ物という説があるんです。
(写真はhttps://www.izumo-kankou.gr.jp/shinmon/6938より引用)

しかし!夜の散策も違う魅力があってよいとの情報が!お店が夜には閉まっていることもあり、現在は夜に散策される方はほとんどいないようですが、厳かで神聖な雰囲気を味わうことができるそうです。
ちなみにお店は閉まっていても、看板を明るく照らしたりと、通り全体が暗くならないようにしているとのこと。
松明のようにデザインされた街灯が、夜もいい味を出しそうです。
こちらも地元の方の意見がもとになっていますよ。安全に気を付けながら、昼間と全然違う姿を楽しむのもアリですね!

色んなプロジェクトが動いてますよ!

さて、そんな神門通りですが、実は色んな計画が立っているそうです。
まず出雲大社にゆかりのあるうさぎをメインにした、うさぎプロジェクトという企画が動いているとのこと!うさぎをモチーフにした商品を作ったり、モニュメントを設置したりして、神門通りの散策がもっと楽しくなるように工夫しているんだとか。

▲出雲大社の境内にはうさぎの像がいくつもあります。かわいい。

さらに1月26日は出雲の日(神門通りおもてなし協同組合により制定)ということで、去年はスタンプラリー企画を行いました。今年も何かイベントをするかも…とのこと!また、先程言ったような夜の散策をもっと推していこうということで、出雲大社横の北島国造館にある亀山会館で、夜のカフェ運営を計画中とのことです!これも1月26日に合わせて、数日ほど試験的にやってみようということで、夜に人が増えれば、お店の営業時間も伸びたりするかも…?
まだまだポテンシャルを秘めている神門通りです!

「非日常感を味わってほしい」


「出雲はやっぱり変わった空気感があります。神話の存在もそうですし、曇りが多いことも、観光客の皆さんにとっては雰囲気があるなあと捉えていただけることが多いんです。そういうものをもっと広めていって、独特の雰囲気を目当てに来てもらえたら嬉しいです。
観光って非日常感が大事だと思うので、神在月や出雲大社、夕日などでも非日常を体験してほしいですね。」

▲出雲は日の沈む聖地として日本遺産に登録されています。
曇りの多い山陰では真っ赤な夕日はとってもレアで神秘的。
(写真はhttps://www.izumo-kankou.gr.jp/sunset/4849 より引用)

おいでよ 出雲の神門通り

今回は神門通りの魅力に迫りましたが、いかがでしたか?
新たに生まれ変わった神門通りは、今も多くの人に愛されています。
様々なプロジェクトで今後どう変わっていくかも楽しみですね!
出雲大社周辺は神門通りだけでなく、
日御碕や稲作の浜など観光地が多くあるので、
ぜひ観光にいらしてくださいね!

出雲観光協会の皆さん、ありがとうございました!

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取材先

取材先画像

出雲観光協会

〒693-0008
島根県出雲市駅南町1—5
ビッグハート出雲内

営業時間 8:30〜17:15
(日曜定休・日曜日が祝日の場合は翌日)

TEL 0853-31-9466

【出雲観光ガイド 出雲観光協会公式ホームページ】
http://www.izumo-kankou.gr.jp/

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